尺八合奏団「耀~ひかり~」


 大分県内で尺八を愛好する若手有志が集い、意気投合。2022年4月に結成を果たす。

 メンバーが多種多様な「ひかり」となって、大分の尺八界、邦楽界の未来を輝かせる役割の一端を担っていきたい... そのような思いが「耀∼ひかり∼」に込められている。

 現代邦楽はもちろんのこと、ポップス、ジャズなどジャンルは多岐にわたる。

毛利 珀山(MOURI.Hakuzan)

1988年大分県出身。尺八合奏団「耀∼ひかり∼」代表。
竹工芸家の父を持ち、生まれた時から竹は身近な存在であった。高校を卒業してからは東京でアパレル業界に携わる。父の職人仲間との出会いもあり「モノづくり」について考える様になる。2013年、大分県に戻り竹工芸を父毛利健一に師事。
翌年2014年、かねてより父とお付き合いのあった三浦鴻山に都山流尺八を師事。それまでは音楽の「お」の字も知らず四苦八苦の日々。2021年、都山流師範試験合格。
尺八を通して新しい感性を探究すべく、竹工芸に励んでいる。
ゴルフとお酒を飲むことが好き。

牧田 逢央(MAKITA.Hoh-ou)

1984年熊本県出身。 尺八合奏団「耀∼ひかり∼」副代表兼事務局長。
大分大学教育福祉科学部卒業。在学中に所属した邦楽部にて尺八を始めたが、 部員の少なさゆえ、在籍中は箏を弾くことが多く、定期演奏会では箏での出演がほとんど。 
卒業後、本格的に尺八を学ぶため、都山流尺八を羽田野逢山に師事し、日々修練を積んでいる。 
2022年、都山流准師範試験に首席で合格。
愛用している尺八の特性から、速く激しい曲調を吹くのが得意。 好きな楽曲は、箏も三味線も弾けるまで練習する、メンバー随一の邦楽オタク。 
特技は、一人で八重奏。 
県内で、団体職員として勤務中。好きなものは、パンとケーキ。ガンプラ製作が趣味。

森永 逢丞(MORINAGA.Hosho)

1977年茨城県出身。 帝京大学経済学部卒業。 卒業後、縁あって大分市で就職。

2007年、筑紫会箏曲の師範補である妻との結婚を機に、義父である坪意洞山氏の勧めで、尺八と邦楽の魅力を知り、習い始める。それまでまともに楽器に触れ合った事がなかった為、音楽に関する基礎知識がない中、週一回のレッスンは欠かさずに通っていた。しかしある時から、義父の病気が進行したことで通常の指導形態をとることが難しくなる。義父の尊敬する羽田野逢山氏を紹介して頂き、現在もなお師事している。
2021年都山流尺八楽会准師範試験合格。
二人の娘もお箏を嗜んでおり、家族四人で合奏することが小さな楽しみになっている。 酒と家族をこよなく愛し「人生の活力は酒と音楽にあり」の言葉を胸に、尺八と邦楽の魅力を少しでも伝えられるよう、綺麗な曲を美しく吹き上げる事を目標に努力している。

河野 蕎山 (KAWANO.Kyozan)

1978年 大分県出身
DJ KRUSHが山本邦山の「銀界」をサンプリングした「Only The Strong Survive 」で尺八に興味を持つ。
2017年、都山流尺八を三浦鴻山に師事。
2021年、都山流准師範試験合格。
2024年 都山流尺八師範試験合格
尺八の他に詩吟とヨガを嗜む。
十割蕎麦 円寿 店主。

釘宮 逢縁(KUGIMIYA.Hoh-en)

1992年大分県出身。
ある作品との出会いから和楽曲に興味を持ち、大学時代は邦楽部に所属。尺八を担当し、3年間学生邦楽を経験する。  
大分での就職を機に、かねてより指導を頂いていた羽田野逢山氏に都山流尺八を本格的に師事。
様々なめぐり合わせにより、今でも尺八を続けることが出来ている。
尺八との出会いの場を増やす為、母校の小学校において和楽器を紹介する活動をしている。ここ最近はコロナでお休み中。

工藤 峭洋(KUDOH.Shoyo)

1994年大分県出身。
大分大学経済学部卒業。
和の文化に触れたいと考え、在学中は邦楽部に所属し、尺八を学ぶ。
卒業後は湯布院の旅館で働きながら松本峭山に師事。本格的に都山流尺八を学び始める。
先輩方に1日でも早く追いつくため日々練習中。

横井 逢煤(YOKOI.Hobai)

1995年愛知県出身。現在、大分大学工学研究科博士後期課程在籍。建築計画研究室において日本住宅の近代化について学んでいる。
偶然入室した邦楽部の部室で尺八の音が鳴ったのを煽てられ、舞い上がって入部。その後2週間いっさい音が鳴らなかった。
学部4年生から羽田野逢山先生に師事するも感染症拡大により一時中断。2022年春より練習を再開。
趣味は自炊でスパイスカレーに熱を上げるが食べ過ぎが最近の悩み。

藤川 逢音(FUJIKAWA.Hoh-in)

宮崎県出身。大分大学教育福祉科学部学校教育課程教科教育コース音楽選修卒業、同大学院教育

学研究科教科教育専攻音楽教育専修《声楽》修了。声楽を栗栖由美子氏に師事。

大学在学時より尺八を始める。尺八を羽田野逢山氏に師事。ジャズや現代音楽のジャンルにおいて、ピアノやパーカッション、マリンバやコンピュータミュージック等、様々な楽器とのコラボレーションを試みるなど、多彩な活動を展開。

2010年「第5回東アジア国際現代音楽祭・第30回九州・沖縄現代音楽祭」でNHK交響楽団メンバー含むチェンバーオーケストラと共演。他、新進気鋭の作曲家による現代音楽作品展等に出演、特色ある数多くの楽曲初演に携わる。2013年より、プロ津軽三味線奏者匹田大智率いる、和楽器アンサンブル「息吹」メンバー。

現在、竹田市立中学校教諭。